高専で7年間学んだ機械工学の知識を活かして、入社1年目から責任ある仕事を担当

設備技術部
設備技術課
S.M.
2020年入社。高専に入学し複合工学を専攻。電気や科学などについても幅広く学んだ。

業界での高いシェア率や、地元九州に拠点があることなど、多くの魅力を感じて入社

SUMCOとの関係は、就職ではなく進学のタイミングから始まりました。高専で5年間学習して、さらに高専の専攻科で2年間学ぼうと決めたときに、SUMCOの奨学金制度の案内があり利用することにしたのです。この奨学金は高専生向けの制度で、無利子で借りられるだけでなく、SUMCOに就職して5年間勤務すれば返済免除になるというものです。もっと学びたいと考える高専生にはうってつけの制度だと思います。とはいえ、入社を決めた理由は奨学金だけではありません。地元に関連会社があることから、馴染みのある企業だったことや、業界トップクラスの技術を持っており今後も需要が見込まれるなど、多くの魅力を知って就職を決めました。
現在は設備技術部に所属し、工場に機械を投入する「起業」とよばれる業務や、既存の装置の改善や保全を行っています。私の担当でとくに比重が大きいのは起業です。各部署から新しく機械がほしいという要望を受けた後、導入にかかる費用の審議からはじまり、メーカーの選定や、どんな機能を搭載すべきかを検討します。そしていざ導入となれば、機械に繋ぐ電気や配管を手配するなど、導入にかかる諸業務をとりまとめています。

期間は1年以上、関係者数は100人以上にも及ぶスケールの大きい仕事

現在はウェーハの外周の端面を削る機械導入の案件を、10件ほど担当しています。案件ごとに期間は変わりますが、新しく装置を導入する場合はメーカーに機械製作を発注する必要があるため、1~2年かかることもあります。また、プロジェクトのメンバーは十数人ですが、間接的に関わる人数を含めると数百人から何千人にも及ぶとてもスケールの大きい仕事です。そのため、各部署やメーカーをはじめとした、関係者間のすり合わせが非常に重要になります。私はその橋渡しとしての役割を担っており、どのようにして効率よく進行するか、どこを妥協点にするかといった調整が仕事の肝です。このように、同時に考えることが多くて大変な分、起業の立案から導入後の検収まで遂行できたときの達成感は格別です。また、各部署と連携して改善対策を話し合っている瞬間に、起業の醍醐味を一番感じることができます。

意欲的な社員が多く、
助け合える環境があることがSUMCOの強み

各部署から「こういう機械がほしい」という要望をたくさん受けることからも分かるように、SUMCOには会社をより良くしたいと常に考えて仕事をしている人がとても多いです。真摯で意欲的に仕事に取り組む姿勢はSUMCOの強みですし、私自身、日々刺激を受けています。また、部署に関係なく助け合えることも当社の強みです。本来であれば私の方が詳しく知っておくべき設備技術に関する知識も、製造部の先輩の方が詳しいこともあり、丁寧に教えてもらうこともあります。今は周りにフォローしてもらっている部分が多いため、早く独り立ちをして、他部署やメーカーと胸を張ってやりとりできるようになりたいですね。将来的には、現在担当している工程だけではなく、工場全体を把握して、より大きなプロジェクトに関われるような人材になりたいと思っています。

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