高品質なシリコンウェーハを作るために
独自の装置を開発できる
SUMCOだから経験できる面白さ

設備技術部
設備技術課
K.S.
2020年入社。大学院で機械システム工学を専攻し、機械要素や設計システムをテーマに、3Dプリンターを使用した歯車の強度に関する研究をしていた。

旧財閥系企業が統合して生まれたSUMCO。
同業他社にはない強みと姿勢に惹かれ入社

当社への入社を決めた理由は大きく3つあります。まずは、シリコンウェーハは半導体デバイスに欠かせない材料であるため、電子機器の発展を根幹から支えられることです。次に、三菱・住友の旧財閥系企業が統合してできた企業のため、様々なノウハウを蓄積していることに加えて、「技術で世界一」を追求する姿勢に会社としての成長性を感じたことも決め手となりました。
設計開発グループでは、装置や部品の改善提案や設計、解析等を行っています。工場の安定稼働化、ウェーハ品質や生産性の向上、原価低減などに繋がる大変やりがいのある仕事です。中でも私が担当しているのは、工場にある装置の開発的な案件です。ICT推進部や生産性推進部と協力して、搬送用ロボット部品の設計やシミュレーションを行い、市販の搬送用ロボットをSUMCO工場内の特殊な環境下で使用できるようにしています。生産性の向上や、コスト・製造期間を大きく削減できることから、社内でも注目されているプロジェクトです。

SUMCO独自仕様のユニークな装置や部品を作りだせることがやりがい

設備技術課で働く面白さは、ユニークな装置に携われることです。私は機械工学科出身ということもあり、就職活動時は自動車業界も検討していましたが、高精度なシリコンウェーハを製造する装置に興味を惹かれ、シリコンウェーハ製造の観点からそれらの装置に関わりたいと考えるようになりました。シリコンウェーハを作る装置は、装置そのものが企業秘密の塊で、一点物です。SUMCOでは世界で戦えるシリコンウェーハを作るために、機械メーカーから既存の装置をそのまま購入・導入せず、機械メーカーと協力して、今までSUMCOで培われてきた企業固有のノウハウを詰め込んだ独自の装置を開発・導入しています。ここにしかない、ユニークな装置に関わる仕事をしているのは自負できるポイントですし、その装置がウェーハの品質を左右しているというのも大変にやりがいがあります。面白い装置に触れられること、それによって会社に大きく貢献できることは、同じ機械工学系出身の学生にアピールしたい部分です。

「技術で世界一」を目指す姿勢が会社に浸透している

当社の強みは、SUMCOビジョンである「技術で世界一」の会社を目指す姿勢が、実際に浸透していることだと思います。まず一つその特徴として挙げられるのは、若手技術者発表会です。この発表会は技術系部門の若手社員を対象に毎年開催されるもので、自分の成果を会長や社長の前で発表します。若手が一人前の技術者として成長するのを促すだけでなく、優秀な人には賞状や賞金も贈られるため、仕事のモチベーションにもなっています。この他にもSUMCOジャーナルや技術報告書など、業務や研究で発見された技術やノウハウを社内で共有する制度があります。「技術で世界一」というSUMCOビジョンの達成に貢献するために、私自身も設計の技術を習得して一人前の設計者へと成長したいです。そのために、材料力学や流体力学といった専門的な学問の知識を蓄えながら、経験を積み重ねていきたいと考えています。そして将来的には、設計から修理までマルチに働けるような技術者になりたいです。

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