半導体に欠かせないシリコンウェーハを作るSUMCOに、安定性を感じた
就職活動では、安定性のある企業を探しており、見つけたのがSUMCOでした。当社が作るシリコンウェーハは、電子機器に欠かせない半導体の、さらに川上に位置しています。変化の激しい世の中でも、安定した需要が見込めることに魅力を感じました。また、インターンシップで目にした、技術力の高さも入社の決め手となりました。
入社後は研修を通して様々な部署を見ました。自動化に興味があったことと、システムで製造現場を下支えできることに興味を持ち、ICT推進部に配属希望を提出。念願叶い、現在は同部の生産システム課で、300mmウェーハ工場のシステムを担当しています。ICT推進部は、生産性や効率を高める役割を担っており、会社が注力している分野でもあります。部では、自動化に関する案件も進行中です。今まで人が介在していた仕事を半自動化ロボットが担うことで、全体の生産性を高めることができます。それによって、人の手でないとできない作業に人力を集中させられるため、一人ひとりの専門性を高めることができ、SUMCOの技術力の向上にも貢献できる仕事です。
現場で起きた装置トラブルを、一人の力で解決できたときに達成感を感じる
私の業務の一つに、300mmウェーハ工場で突発的に発生する装置トラブルへの対応があります。製造現場の手をなるべく止めてしまわないように、迅速に対応することが大切になります。しかし、一つの作業ミスで工場が止まる恐れもあるため、迅速さを意識しつつ、間違えないように細心の注意を払っています。はじめてトラブル対応をしたときに比べると慣れてきましたが、慎重になるあまり作業が遅くなってしまうこともあるため、まだまだ練習が必要だと感じています。また、迅速で正確な作業をするためには、技術力だけではなく、コミュニケーション能力も大きな鍵を握っています。忙しい現場の方に、簡潔かつ分かりやすく要件を伝えることを心がけて仕事をしています。
迅速かつ正確な作業を実行することはとても難しいですが、突然のトラブルに自分一人の力で対応できたときには、大きな達成感を感じます。変更作業を行った後に、依頼者から「助かりました」と言ってもらえることが、やりがいに繋がっています。
システム経験ゼロでも成長できる環境がある
今は、現場の方の要望に応えている状況ですが、今後は自分から現場の方に提案できるようになりたいです。知識力と説明力をより向上させて、現場目線に立った提案ができる技術者へと成長することが目標です。
目標達成に向けて、積極的に学びの機会を得ています。私が受講した教育の一つにデータサイエンティスト教育があります。ここでは、システム初心者から中級者レベルへのステップアップを目指して学ぶことができます。中級者以上のシステム経験者には別の講習も用意されており、社員のレベルに合わせた受講も可能です。このように会社が教育の場を豊富に設けてくれるため、元々システムの知識がなくても、意欲次第でどんどん成長していけます。私がOJTを担当している入社1年目の後輩も、私と同じく大学時代は鉱山の研究をしており、システム経験はありませんでしたが、現在はシステムエンジニアを目指し、様々な教育を受講してもらっています。なので、システムに関する知識が無くても、臆さずに当社の門を叩いてもらいたいですね。もちろん、今後の当社のICT分野を発展させるために、プログラミングを専門的に勉強した方も大歓迎です。
ICT推進部の一員として、数億円単位の利益を生み出すようなスケールの大きい仕事を、一緒に遂行しましょう!