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キャリアステップ

技術職のキャリアステップ

ウェーハ技術部 企画統括課
Y.K.の場合
2016年度入社。大学院では数理分子生命理学を専攻。入社以来シリコンウェーハの品質維持に不可欠な検査装置開発や、出荷用資材の管理・技術移管に携わる。現在は課長補佐として国内外の複数の工場と連携し、チームのマネジメントを担っている。
STEP 1

現場の品質を見極める「目」を、機械で再現する装置開発に挑む

入社してから最初の約3年間は、シリコンウェーハの出荷前最終検査における自動検査装置の開発に従事しました。最大の挑戦は、長年熟練の検査員が培ってきた目視検査と同等の精度を機械で再現すること。装置メーカーと綿密な協議を重ね、最適な検査ロジックを構築していきました。技術的な難しさに加え、量産稼働に向けた厳格なスケジュール管理や、工場の現場作業者を含む関係部門との調整など、多様な立場の人たちをまとめ上げることが求められました。当時は経験が浅く、自身の計画の甘さやコミュニケーション不足から未熟さを痛感する場面もありましたが、この経験こそが「緻密な計画立案」と「関係者への配慮」の重要性を深く学ぶ大きな転機となりました。技術面だけでなく、周囲と協力してひとつの目標を達成する難しさを知ったこの時期の経験は、現在の私の大きな糧となっています。

STEP 2

生産拠点の海外移管を通じ、多様な価値観と技術伝承の深さを知る

次に200mm以下のウェーハに使用する出荷容器や包装資材の担当として、企画統括課へ異動しました。現在もこの容器・包装の部署に所属しています。私が参画したのは需要の変化が大きい150mmウェーハの生産拠点を国内から海外工場へ移管するプロジェクト。日本で培ったノウハウを海外へ伝えるミッションに挑みました。設備環境や製造条件が異なる海外工場で同等の品質を実現することは一筋縄ではいきませんでしたが、狙い通りの結果が出た時の達成感は格別でした。また、国籍や世代の異なるメンバーと協働する中で、日本的な視点に固執せず、多様な価値観を尊重して柔軟に考える大切さを実感した時期でもあります。

STEP 3

課長補佐として、一人ひとりが安心して力を発揮できる環境を整える

現在は課長補佐として、関連工場の15人ほどのメンバーの主導役となり、業務を動かしています。業務を進める上で大切にしているのは、スケジュール管理と柔軟な軌道修正、そして事前の調整です。6ヶ所の工場にいる担当者との個別打ち合わせを頻繁に行い、一人ひとりの得意不得意や心情に耳を傾けるよう心がけています。トラブルが発生した際は、どんな問題も自分ごととして捉え、ともに解決策を考えることで、メンバーが安心して動ける環境づくりを目指します。この仕事において、正しい状況把握は非常に重要です。大事な情報をチーム内で共有できずにいると、後々大きな問題へと発展してしまうからです。だからこそ現場の担当者が私を信頼し、言いづらいことでも正しい情報を打ち明けてくれた時には、日頃の対話の積み重ねが実を結んだのだと強く実感します。