環境マネジメント

取り組む理由

省エネルギー化への取り組み、温室効果ガスの排出抑制、廃棄物の排出量削減など、企業の事業活動における環境負荷の低減は、地球環境の維持・保全のための喫緊の課題です。

SUMCOグループは、かけがえのない地球環境を次世代に引き継ぐため、環境マネジメントシステムを構築し、すべての工場でISO14001の認証を取得して環境に配慮した取り組みを行っています。

SUMCO 環境基本方針

1. 環境基本理念

私たちは、半導体用の高品質なシリコンウェーハ及び石英ルツボのメーカーとして、このかけがえのない地球環境を次世代に引き継ぐために、次の通り行動指針を定め、環境保全活動に自主的かつ継続的に取り組みます。

2. 環境行動指針

  1. 気候変動
    1. 物流を含めたサプライチェーン全体での事業活動における温室効果ガスの排出抑制に努めます。
  2. 資源循環
    1. 廃棄物の排出量抑制及びリサイクルの拡大に努めます。
    2. 事業活動にて使用する用水の有効活用に努めます。
  3. 自然共生
    1. 事業活動全般において、汚染の予防を図り、地球環境保全及び地域との共生に努めます。
    2. 生物多様性への配慮とその保全に努めます。
    3. 工場立地や生産活動における森林破壊ゼロに努めます。
  4. その他
    1. サプライヤーと共にグリーン調達を推進し、環境負荷の低減に努めます。
    2. 環境関連の法規制、条例及びその他の同意した要求事項を順守します。
    3. 環境目標を定め、定期的にこれを見直すことにより、環境マネジメントシステムの継続的改善を推進します。

2026年3月27日
株式会社SUMCO
代表取締役 社長 龍田 次郎

環境管理体制

SUMCOグループ(国内)では、環境役員のもと、環境管理責任者およびサイト環境責任者を配置し、それぞれの役割、責任および権限を定めて環境管理体制を構築しています。また、環境管理委員会、サイト環境管理委員会を定期的に開催し、指示の徹底および情報の共有を図っています。環境役員は、環境マネジメントシステムに関する当社最高責任者として総括的な責任と権限を有しており、環境管理委員会を主催し、気候変動、資源循環、自然共生等の取り組み状況を管理しています。

環境管理体制図。環境役員を頂点とし、環境管理責任者、サイト環境責任者、部門環境責任者、部門環境推進者、従業員の縦の階層と、環境管理委員会、EMS担当者会議などの横断組織で構成される組織図。

気候変動への対応(ネットゼロ)

気候変動への対応は、SDGsにおける目標の1つであり、経済成長と環境悪化の断絶が強く求められています。成長を続ける半導体産業を支えるSUMCOグループとしましても、持続可能な社会の実現に向けて、2021年9月、SUMCOグループ(国内)についてScope1+2を対象としたネットゼロに向けた目標を設定し、2024年2月にはSBT(※1)の2.0℃シナリオから1.5℃シナリオに準拠させるべく目標の変更を行いました。さらに2025年2月には、海外拠点も包含する目標へ変更を行うとともに、Scope3を対象とした新たな目標を設定し、2025年6月に短期(Near-Term)目標のSBT認定を取得しました。

目標年 2030年
(短期目標)
2050年
(長期目標)
Scope1+2
目標
2023年比42%減(年6.0%減)
[SBT(※1)の1.5℃シナリオに準拠]
100%減
Scope3
目標
2023年比25%減(年3.6%減)
[SBT(※1)のWB(※2)2℃シナリオに準拠]
-
施策(案)
  • 継続的な省エネ活動
  • 再生可能エネルギーの更なる導入(太陽光発電、風力PPA 等)
  • 環境価値導入(非化石証書、Jクレジット 等)
  • サプライヤーのネットゼロ取り組み推進 等
  • Science Based Targets
    パリ協定が求める水準と整合した企業が設定する温室効果ガス排出削減目標
  • Well-Bellow

環境目標

SUMCOグループ(国内)では、環境基本方針と定期的に実施する環境影響評価結果に基づき、全ての拠点で環境目標を設定しています。この目標に従い、各サイトでは環境負荷(CO2排出量、化学物質使用量、産業廃棄物排出量、用水使用量)の削減に取り組んでいます。2026年からは環境基本方針の見直しに合わせて、新たな環境目標を設定して取り組んでいます。

2025年度環境目標および実績

ベンチマーク 目標 実績
CO2排出量の削減
Scope1+2
前年実績 1.1% 1.3%
化学物質使用量の削減 0.5% 0.6%
産業廃棄物排出量の削減
(有害廃棄物排出量の削減)
2.7%
(0.1%)
4.3%
(0.11%)
用水使用量の削減 0.5% 0.6%
  • 2025年度実績は、CO2排出量の削減、化学物質使用量の削減、産業廃棄物排出量の削減、用水使用量の削減の各目標において、目標を上回る結果となりました。特に産業廃棄物排出量の削減目標に関しては、汚泥(脱水汚泥)の含水率改善が大きく削減に貢献しました。
  • 有害廃棄物の定義は、日本の廃棄物処理法で定める「特別管理産業廃棄物」としております。

環境目標(2026年度~2030年度)

環境行動指針 環境目標 2026年
目標
2030年
中期目標
気候変動 ネットゼロ推進の省エネ活動
(ベンチマーク:2023年エネルギー使用量)
3.2% 3.5%以上
資源循環 廃棄物リサイクルの推進 96.0% 96.0%以上
廃棄物有価物化の推進 21.8% 23.8%以上
水リサイクル率の高位安定 38.7% 38.7%以上
自然共生 環境事故A級・B級の発生ゼロ 0件 0件
環境保全活動の推進 全計画の実施 全計画の実施
その他 調達先の規制物質管理の徹底 調査・是正 調査・是正
使用禁止物質等の管理徹底 調査・是正 調査・是正
法規制不適合A級・B級の発生ゼロ 0件 0件
部門本来業務の改善・効率化の推進
(計画件数に対する達成率)
95.0% 95.0%以上

環境関連リスクのマネジメント

SUMCOグループ(国内)では、「リスク管理基本規定」において気候関連を含む環境に関連するリスクを特定し、BSC(Business Security Committee)及び上述の環境管理体制の下で、環境汚染や地球温暖化による異常気象などのリスクに対する取り組みについての計画を策定・実行し、その結果を環境役員に報告するとともにBSCにも報告し、経営層のレビューを受けています。

環境教育

サプライヤーへの環境基本方針と環境事故予防の教育・トレーニング

SUMCOグループ(国内)では、化学物質等のお取引先様および産業廃棄物引取り各社を対象として、当社の環境基本方針を理解していただくとともに、環境事故予防・法令遵守等の教育を実施しています。

2025年は、当社が開催する集合教育もしくは資料配布による教育を実施しました。教育の実施結果については、各社より教育記録の提出を受け、理解度の確認を行っています。

具体的内容

  1. 車両からの燃料、オイル等の漏洩点検実施の依頼
  2. 納入・引取り時の当社担当者の立会いと指示の遵守
  3. 産廃車両からの汚泥・廃液等の落下を防止するための重点点検の依頼
  4. 過去に発生した社内環境事故事例の紹介

環境会計

SUMCOグループ(国内・海外)では「環境会計ガイドライン(2005年版)」に基づき、当社国内グループの2025年1月~2025年12月における結果を集約しました。

  • 2025年より、海外製造拠点分を追加しています。

環境保全コスト

(百万円/年)

投資額 1,952
費用額※1 15,486
  • 「社内人件費」、「減価償却費」、「運用に関わるエネルギー(電力、燃料、水等)費」は含めていない

環境保全効果、環境保全対策に伴う経済効果

項目(単位) 環境保全効果
(2024年-2025年)※2
経済効果
(百万円)※3
電気使用量(GWh) ▲45 413
燃料使用量(重油換算kL) ▲759
水使用量(Mm3 0.1
化学物質使用量(t) ▲192
産業廃棄物排出量(t) 100
  • ▲(マイナス)効果は、生産量の増加や、売上に寄与しない試作などにより、環境負荷削減効果以上の増加があった事を示す
  • 経済効果の算出は、当社独自の推定方法による

環境監査

SUMCOグループ(国内・海外)では、社内監査員による内部環境監査、外部審査機関による環境マネジメントシステム審査を実施しています。

内部環境監査

SUMCOグループ(国内・海外)では、環境マネジメントシステムの対象となる全組織に対して社内監査員による監査を毎年実施しています。監査の結果については環境役員へ報告を行い、翌年の活動に反映し、環境マネジメントシステムを継続的に改善しています。

環境マネジメントシステム審査

SUMCOグループ(国内・海外)では、ISO14001の認証について、社内監査員による内部環境監査、外部審査機関による環境マネジメントシステム審査を実施しています。

環境関連法規制の遵守

SUMCOグループ(国内・海外)は、法規制および協定で要求されている事項を特定し、遵守確認を実施しています。2025年は法逸脱の検出はありませんでした。

また、海外の化学物質規制(RoHS指令やREACH規則など)も遵守しています。

環境関連法規制遵守状況 SUMCOグループ(国内・海外)

5年前
(2021)
4年前
(2022)
3年前
(2023)
2年前
(2024)
昨年
(2025)
違反件数 0 0 0 0 0
罰金額[円] 0 0 0 0 0

土壌・地下水汚染対策状況

  • 地下水汚染物質累積回収量

    テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、ふっ素の4物質の累積回収量を示す。
  • SUMCOグループ(国内)では、全ての事業所で土壌および地下水の調査を実施しています。

    野田地区では、2005年に実施した自主調査において、揮発性有機化合物、およびふっ素の土壌・地下水環境基準値の超過が確認され、関係先と協議しながら対策を進めてきました。現在は、敷地境界付近に設置した揚水井戸により、汚染物質の拡散防止と回収に取り組んでいます。

    SUMCOグループ(国内)で2025年度に新たに発生した用水・排水に係る不適合事例 (Incident) はありませんでした。

ISO 14001 マネジメントシステム登録証

ISO 14001 マネジメントシステム登録証(1,087KB)
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