コーポレート・ガバナンス

取り組む理由

当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現することで、株主からの負託に応えるとともに、株主以外のステークホルダーとも良好な関係を構築・維持していくことが、経営上の重要課題であると認識しています。このような認識に基づき、迅速な経営意思決定と業務執行における透明性の確保を図るべく、取締役会の監査・監督機能の強化、取締役の職務執行の効率性の確保、および内部統制の充実等をはじめとするコーポレート・ガバナンスに関わる諸施策に取り組んでいます。

コーポレート・ガバナンス体制に関する考え方

当社は、監査等委員会設置会社制度を採用しています。この制度の採用により、取締役会において議決権を持つ監査等委員である取締役が業務執行を監督することで、監査・監督機能の実効性が向上するとともに、内部監査部門と連携した監査の実施により内部統制の実効性が向上しました。

取締役会

当社の取締役会は、各担当業務における業績およびマネジメント能力に秀でた社内取締役と、専門的な知識および経験の豊富な社外取締役で構成することにより、取締役会全体としての知識、経験、能力のバランスおよび多様性を確保するという基本方針に基づき、取締役(監査等委員である取締役を除く。)6名、および監査等委員である取締役7名(うち6名は独立社外取締役)で構成されています。

当社の取締役会は、法令、定款および取締役会規則に基づき、経営戦略、経営計画、その他経営に関する重要な事項の決定を行い、各取締役から職務の執行状況の報告を受け、コンプライアンス、内部統制やリスク管理の運用状況、関係会社の重要な業務執行の監督を行うとともに、独立社外取締役も参加した自由な意見交換のもとで適切に会社の業績等の評価を行い、その評価を経営幹部の人事に反映しています。

また、当社は、決算等に関する事項、経営計画に関する事項のほか、重要な業務執行については、独立社外取締役を含めた取締役会で十分議論を行ったうえで決定することを基本方針としております。そのため、重要な業務執行の決定を取締役に委任できる旨を定款に規定していません。

継続的にコーポレート・ガバナンスの実効性向上を図るため、毎年、取締役会の実効性評価を実施しています。

評価プロセス

  1. 全取締役に対し、取締役会の構成・運営、経営戦略と事業戦略、リスク管理、指名・報酬、株主等との対話等に関して、外部機関によるアンケートを実施。
  2. アンケート結果を取締役会に報告し、取締役会において、取締役会全体の実効性について分析・評価を行った後、取り組むべき課題や対応策を審議。

2025年度の評価結果

  1. 取締役会の実効性
    取締役会の実効性は概ね確保されていると認識されていることを確認しました。
  2. 前年度の課題への対応状況
    社外取締役の事業環境等への理解を高めるという前年度の課題に対しては、より適切なタイミングでの情報提供と意見交換がなされるための運営上の工夫、取締役全員によるフリーディスカッションを年2回開催すること等により、一定程度改善されたことを確認しました。
  3. 本年度の課題
    以下2点について課題意識が見られました。
    ①指名・報酬委員会の活動状況の取締役会への報告の充実
    ②中長期的な経営戦略に関する更なる議論の充実

評価結果等を踏まえた本年度の課題への対応策

  1. 指名・報酬委員会の活動状況に関する取締役会への報告の充実
  2. 中長期的な経営戦略に関する更なる議論の充実について、取締役全員によるフリーディスカッションの更なる活用・充実

2025年度は、取締役会を計16回開催し、経営に関する重要事項をはじめ、前年度に実施した取締役会の実効性評価で抽出された課題への対応や、取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)の報酬方針、決定方法および個別の報酬額について検討致しました。

取締役

役職 氏名 各取締役が備えるスキル(知識・経験・能力等)
企業
経営
財務・
会計
法務
コンプライアンス
営業
マーケティング
国際性
グローバル
技術
製造
IT
人事マネジメント
人材開発
取締役※1
取締役会議長
龍田 次郎
取締役※1 窪添 伸一
取締役※1 弘田 成弥
取締役 加藤 健夫
取締役 矢田 銀次
取締役 橋本 眞幸
取締役
常勤監査等委員
伊藤 洋
取締役※2
監査等委員
太田 信一郎
取締役※2
監査等委員
須江 雅彦
取締役※2
監査等委員
Amy Shigemi Hatta
取締役※2
監査等委員
Anita Killian
取締役※2
監査等委員
神林 比洋雄
取締役※2
監査等委員
和田 希志子
  • 印を付した取締役は代表取締役です。
  • 印を付した取締役は独立社外取締役です。

独立社外取締役

当社は、社外取締役として、行政分野における職務を通じて培われた幅広い経験・知見および長年にわたる企業経営に関する経験を有する者、行政および教育分野における職務を通じて培われたデータサイエンス等に関する専門的知見・経験を有する者、年金運用機関および機関投資家における職務を通じて培われた資本市場に関する専門的知見・経験を有する者、証券アナリストとしての職務を通じて培われた半導体・IT業界の経営分析に関する専門的知見・経験を有する者、公認会計士であり長年にわたる企業経営に関する経験を有する者、ならびに弁護士の6名を選任しています。なお各社外取締役は、東京証券取引所の独立役員の独立性の基準に基づいて定める当社の「独立性の基準」を満たし、一般株主との間で利益相反が生ずるおそれがないと認められる者であることを確認しています。

各独立社外取締役は、SUMCOグループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、経営に関する重要事項について自らの知見に基づき助言を行っています。また、少数株主をはじめとするステークホルダーの皆様の視点に立って経営の監督を行い、取締役候補者の選任その他取締役会における当社の重要な意思決定に参加し、取締役会、経営陣等の業務執行および当社と経営陣等の間の利益相反を監督します。

監査等委員会

当社の監査等委員会は、監査等委員である取締役7名(うち過半数の6名は独立社外取締役)で構成されています。監査等委員会の活動の実効性を確保するため、監査等委員会の決議により常勤の監査等委員を置くとともに、監査等委員のうち最低1名は、財務・会計に関する相当程度の知見を有する者とするよう努めることを基本方針としており、公認会計士でもある神林比洋雄氏を監査等委員に選任しています。また当社は、監査等委員会の活動を補助し監査の円滑な遂行を支援するため「監査等委員会室」を設置し、スタッフを配置しています。

監査等委員会は、法令に基づく調査権限を行使するとともに、法令・定款等の遵守状況の点検・確認、および財務報告に係る内部統制を含めた内部統制システムの整備・運用状況等の監視等を通じて、取締役の職務の執行が法令および定款に適合し、適正に遂行されているかを監査します。

指名・報酬委員会

当社は、コーポレート・ガバナンスの一層の充実を図るため、取締役会の任意の諮問機関として、社内取締役2名(龍田取締役、橋本取締役)および独立社外取締役3名(太田取締役、須江取締役、Hatta取締役)を構成員とする指名・報酬委員会を設置しております。

指名・報酬委員会は、当社の取締役候補者および執行役員の選任プロセス、資質および指名理由ならびに取締役(監査等委員である取締役を除く。)および執行役員の報酬体系等に関して、取締役会から諮問を受けて、ジェンダー等の多様性や専門的知識・経験の観点を含め、その適切性等について検討し、会社の業績等の評価も踏まえ、答申を行います。取締役会は、指名・報酬委員会の答申を得て、取締役候補者および執行役員の指名ならびに取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬等の決定を行います。

2025年度は、指名・報酬委員会を計5回開催し、取締役候補者の選任および執行役員の人事、取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)および執行役員の報酬制度、ならびに取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く。)の個別の報酬額に関して審議を行いました。

2025年度 取締役会・監査等委員会・指名・報酬委員会開催実績

取締役会

氏名 出席回数/開催回数(回) 出席率
橋本 眞幸 16/16 100%
阿波 俊弘 16/16 100%
龍田 次郎 16/16 100%
窪添 伸一 16/16 100%
加藤 健夫 16/16 100%
加藤 茜愛※1 16/16 100%
藤井 淳郎 16/16 100%
田中 等※1 16/16 100%
三冨 正博※1 16/16 100%
太田 信一郎※1 16/16 100%
須江 雅彦※1 16/16 100%
Amy Shigemi Hatta※1 16/16 100%
Anita Killian※1※2 13/13 100%

監査等委員会

氏名 出席回数/開催回数(回) 出席率
藤井 淳郎 13/13 100%
田中 等※1 13/13 100%
三冨 正博※1 13/13 100%
太田 信一郎※1 13/13 100%
須江 雅彦※1 13/13 100%
Amy Shigemi Hatta※1 13/13 100%
Anita Killian※1※2 10/10 100%

指名・報酬委員会

氏名 出席回数/開催回数(回) 出席率
橋本 眞幸 5/5 100%
田中 等※1 5/5 100%
三冨 正博※1 5/5 100%
太田 信一郎※1 5/5 100%
  • 印を付した取締役は独立社外取締役です。
  • 印を付した取締役は2025年3月27日より取締役に就任しております。

役員報酬

役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針に係る事項

報酬方針の内容

当社は業務執行取締役の報酬については、株主と利益・リスクを共有し、業績向上と中長期的な企業価値向上への貢献意欲を高めることを目的に、株主総会において決議された報酬の総額の範囲内で、各々の役位に応じた、基準報酬、短期業績に連動した業績連動型金銭報酬、中長期的な企業価値と連動した業績連動型株式報酬で構成することを基本方針としております。

社外取締役および監査等委員である取締役の報酬は、監査業務や業務執行の監督等の職務の適正性を確保する観点から固定報酬のみの基準報酬としております。監査等委員である取締役の報酬については、株主総会において決議された報酬の総額の範囲内で、それぞれの監査等委員の役割・職務の内容を勘案し、常勤および非常勤を区別のうえ、監査等委員の協議により定めております。

なお、2016年3月29日開催の第17期定時株主総会において、取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬限度額は年額460百万円以内(うち社外取締役の報酬額は固定報酬のみの基準報酬で年額50百万円以内。但し、使用人分給与は含まない。)、監査等委員である取締役の報酬限度額は年額110百万円以内と決議されています。また、2023年3月29日開催の第24期定時株主総会において、当社の業務執行取締役を対象に、業績連動型株式報酬制度を導入することについて決議されています。本株式報酬制度には、マルス制度およびクローバック制度を含みます。

各報酬制度の概要は以下のとおりです。

  1. 基準報酬(金銭報酬)
    取締役の基準報酬は、原則として、役位ごとに定めた一定の金額を毎月現金で支給します。
  2. 業績連動型金銭報酬
    業務執行取締役については、半期ごとの親会社株主に帰属する当期純利益を指標とすることが適当と判断し、算式に従って役位ごとの係数を乗じた業績連動型金銭報酬を毎年支給致します。但し、親会社株主に帰属する当期純利益等が取締役会で定める一定の基準を満たさない場合には、業績連動型金銭報酬は支給しないものとします。
    なお、2025年度の業務執行取締役の業績連動型金銭報酬に係る指標の実績は、第1四半期、第2四半期の合計が2,584百万円(補助金収入(税引後金額496百万円)を除いて算出)、第3四半期、第4四半期の合計が▲14,908百万円(補助金収入(税引後金額75百万円)を除いて算出)となりました。その結果、2025年度の業績連動型金銭報酬は支給しないものと致しました。
  3. 業績連動型株式報酬
    当社の業績連動型株式報酬制度は、当社が金銭を拠出することにより設定する信託が当社株式を取得し、当社から各業務執行取締役に付与されるポイントの数に相当する数の当社株式が、本信託を通じて各業務執行取締役に対して交付される、という仕組みの株式報酬制度です。

その概要は以下のとおりです。

a. 本株式報酬制度の対象者 業務執行取締役
b. a.の対象者に交付するために必要な当社株式の取得資金として当社が拠出する金銭の上限 1事業年度当たり225百万円
c. 当社株式の取得方法 自己株式の処分による方法または取引所市場(立会外取引を含む。)から取得する方法
d. a.の対象者に付与されるポイント総数の上限 1事業年度当たり210,000ポイント
e. ポイント付与基準
  • 役位および業績目標の達成度等に応じたポイントを付与。企業価値向上に資すると判断し、業績目標は、ROE、EBITDAマージン、GHG排出量削減率とする。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益等が取締役会で定める一定の基準を満たさない場合には、ポイントは付与しない。
f. a.の対象者に対する当社株式の交付時期 原則として取締役の退任時
g. 信託内の当社株式の議決権行使 一律不行使
h. 信託内の当社株式の受取配当金 株式の取得、信託手数料等の支払に充当

(注)

  1. ポイント付与の算定に使用する指標の構成比率は、ROE:45%、EBITDAマージン:45%、GHG排出量削減率:10%としております。
  2. 2025年度に係るポイント付与の算定に用いたROEおよびEBITDAマージンの目標値および実績値は以下のとおりです。(ROEは補助金収入(税引後金額572百万円)を除いて算出)
指標 ROE EBITDAマージン
目標値 10.0% 40.0%
2025年度実績値 ▲2.1% 27.4%

なお、当社の国内主要子会社の取締役社長ならびに当社の執行役員等に対しても、同様の株式報酬制度を導入しております。
また、業務執行取締役の基準報酬と業績連動型金銭報酬の支給割合の決定に関する方針は2021年2月19日開催の取締役会で決議しておりますが、当事業年度は業績連動型金銭報酬及び業績連動型株式報酬が不支給につき、基準報酬、業績連動型金銭報酬及び業績連動型株式報酬の割合は1:0:0となります。
当社の業績連動型株式報酬制度の詳細については、以下のプレスリリースをご参照ください。
役員に対する業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ(222KB)

報酬決定のプロセス

取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬等の額またはその算定方法については、社内取締役2名および独立社外取締役3名を構成員とする指名・報酬委員会における検討を経て、取締役会決議により決定します。指名・報酬委員会は、当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)および執行役員の報酬体系等に関して、取締役会から諮問を受けて、その適切性等について検討し、会社の業績等の評価も踏まえ、答申を行います。取締役会は、指名・報酬委員会の答申を受けて、取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬等の決定を行います。
2025年度においては、上記の手続きに従い、2025年6月26日と2025年12月19日開催の取締役会において半期ごとの業績見通しを踏まえた個別の額を決議しました。

最近事業年度に係る報酬の額(役員区分別開示)

2025年度における役員報酬の内容

役員区分 人数 報酬等の種類別の総額
(百万円)
報酬等の総額
(百万円)
基準報酬 業績連動型
金銭報酬
業績連動型
株式報酬
取締役(監査等委員である取締役を除く。)
(うち社外取締役)
6
(1)
239
(11)
-
(-)
-
(-)
239
(11)
監査等委員である取締役
(うち社外取締役)
7
(6)
101
(73)
-
(-)
-
(-)
101
(73)
合計
(うち社外取締役)
13
(7)
341
(85)
-
(-)
-
(-)
341
(85)

(注)

  1. 取締役(監査等委員である取締役を除く。)の金銭報酬額は、2016年3月29日開催の第17期定時株主総会において、年額460百万円以内(うち社外取締役の報酬額は50百万円以内。但し、使用人分給与は含まない。)と決議いただいております。当該定時株主総会終結時点の取締役(監査等委員である取締役を除く。)の員数は8名(うち社外取締役は2名)です。
  2. 取締役(監査等委員である取締役を除く。)の金銭報酬額とは別枠で、業務執行取締役の業績連動型株式報酬額について、2023年3月29日開催の第24期定時株主総会において決議いただいております。2023年12月末日で終了する事業年度から2025年12月末日で終了する事業年度までの3事業年度の間に当社が当社株式を業務執行取締役に交付するために拠出する金額の上限は合計675百万円、業務執行取締役に付与されるポイント総数の上限は1事業年度当たり210,000ポイント(業務執行取締役に交付される当社株式は1ポイント当たり1株)です。当該定時株主総会終結時点の業務執行取締役の員数は4名です。
  3. 監査等委員である取締役の報酬限度額は、2016年3月29日開催の第17期定時株主総会において、年額110百万円以内と決議いただいております。当該定時株主総会終結時点の監査等委員である取締役の員数は6名(うち社外取締役は4名)です。
  4. 2025年度末日の人数は、取締役(監査等委員である取締役を除く。)6名および監査等委員である取締役7名です。

社外取締役コメント

取締役(監査等委員) 太田 信一郎

  • 社外取締役としてSUMCOの経営に携わって特に感心するのは、役員、社員の誰もが会社の事業環境、課題等について共通の情報、認識を持っていることです。これらは、シリコンウェーハの専業会社ならではの貴重な財産、強みです。

    今後、SUMCOの事業環境はこれまで以上のスピードで変化していきます。その中で、企業価値向上につながるチャンスを確実につかむと同時にリスクを極力低減させるためには、より良質で多様な情報を全員で共有することが必要不可欠であり、一人ひとりがそのための努力を惜しんではなりません。

    また、企業価値の持続的向上のためには、株主を始め多くのステークホルダーの方々のご理解とご協力が不可欠です。多くの方に知られれば知られるほど、励ましはもちろん厳しいご意見も頂けるようになり、その結果、役員、社員に自信と緊張感をもたらし、企業価値向上の原動力になりますので、SUMCOをより広く、より深く知って頂くために、発信力を強化し知名度を上げることが重要です。すでに発信のための取り組みは続けられていますが、より充実させるべく引き続き努力することが必要だと思っております。私も微力ではありますが、是非とも一翼を担っていきたいと考えています。

  • 取締役(監査等委員) 太田 信一郎

略歴

1969年7月 通商産業省(現 経済産業省)入省
1998年6月 同省環境立地局長
1999年9月 同省機械情報産業局長
2001年1月 経済産業省商務情報政策局長
2002年7月 同省特許庁長官
2005年6月 電源開発株式会社代表取締役副社長
2013年6月 同社顧問
2016年3月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)
2017年8月 新世代小型ロケット開発企画(現スペースワン)株式会社代表取締役社長
2018年6月 電源開発株式会社特別参与(現任)
2022年3月 スペースワン株式会社特別顧問(現任)

取締役(監査等委員) Anita Killian

  • 半導体産業は、現代の成長と変革の基盤であり、国家の長期的な競争力を支える戦略的領域です。ムーアの法則が示す急速な革新と巨額の資本投入を必要とする環境において、企業には強固な経営体制が不可欠です。

    高品質シリコンウェーハのリーダーであるSUMCOは、半導体の起点となる基盤材料を提供し、世界最高水準の研究開発で競争力を維持してきました。経営陣は、長年にわたり、厳しい市況環境下で技術的優位性の確保、規律ある投資、競争圧力の緩和を高度に両立させてきた、豊富な経験を有しています。

    現在、日本企業には透明性や独立性、株主対話といったグローバルなガバナンス基準への適合が求められています。こうした状況下、私は独立した立場から客観的視点を提供していますが、特に意思決定プロセスにおける真摯さと透明性には深く感銘を受けています。経営陣は技術や資本配分、リスク管理など、取締役会の意見を真摯に傾聴しています。また、情報開示の迅速な改善や、非日本語話者の私への翻訳・通訳といった手厚いサポートにも敬意を表します。

    今日の厳しい競争環境に安住の地はなく、成功は絶えざる挑戦で勝ち取らねばなりません。私は社外取締役として、業界のリーダーであるSUMCOが今後もさらなる進化を遂げられるよう、尽力してまいる所存です。

  • 取締役(監査等委員) Anita Killian

略歴

1987年6月 Massachusetts Institute of Technology Administrator and Lecturer, Department of Earth, Atmospheric, and Planetary Sciences
1994年6月 同大学Resource Development Officer, Alumni Association
1995年8月 同大学Resource Development Officer, Lecturer, Sloan School of Management
1997年7月 Value Quest TA入社
2000年4月 Wellington Management入社
2003年12月 同社Managing Director, Associate Partner
2007年12月 同社Senior Managing Director, Partner
2022年12月 同社退社
2025年3月 当社社外取締役(監査等委員)(現任)
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